一人旅の記録

一人で行動することが好きな20代男性の記録です

青春18きっぷ一人旅1~埼玉~関西 タイムスケジュールを調べずに18きっぷの旅に臨むと危ない

前回の記事の冒頭にも書いた通り、僕は8月某日、休暇を取って関西にある実家の方へ帰省した。

今回は、青春18きっぷを利用した僕の帰省模様(往路)について、ブログ上で簡単ではあるがレポートしたいと思う。

 

埼玉にある自宅を出発したのは午前10時を過ぎた頃だった。

正直言って、これから関西までJRの鈍行列車のみで帰る予定であることを考えたら、この出発時刻はかなり遅い方だと思う。

一応、深夜零時から逆算すれば何とか間に合う時間帯ではあるのだが、その分途中下車して適当な街で食事を楽しむなどといった時間の余裕は当然無くなるし、万が一人身事故などで電車が止まったら一発アウトを喰らう、というリスキーさもある。

だから本当はもっと早く、出来れば朝一でJRの最寄り駅に乗り込むぐらいの勢いで出発した方が良いとは毎回思っているんだけど、いざ当日になったらそれが出来ない、ということを何度も繰り返してしまっている。

まあそれだけ僕が朝に弱く、かつズボラな人間であるということなんだけど…。

 

しかも今回は、事前にネットで埼玉~関西の詳しい行程を調べずに臨んでしまったことで、序盤は乗り換えミスを連発してしまった。

一番最初の乗り換え時では、乗り換え駅を一つ先の駅だと勘違いして乗り過ごしてしまい、本当は熱海まで直通で行けるところを新宿、平塚と一々乗り換えなければならない電車に乗ってしまったし。

さらに平塚駅での乗り換えの時は、乗り換え時間が本当は1分とか2分しかなかったのに、事前に何も調べていなかった為にのんびり乗り換え先のホームまで行ったら、既に電車は出発しててもぬけの殻だったし。

このような事例から言えることは、青春18きっぷを利用する時は例え何となく行程を分かっていたとしても、やはり事前にネットで調べて詳しいタイムスケジュールを把握しておいた方が良い、ということである。

今回の平塚駅での乗り換えのように、青春18きっぷの旅では乗り換え時間が1分とか2分とか3分とか、超短時間での乗り換えを強いられる区間が思いの外見受けられる。

そのような時、今回の僕みたいに事前に何も調べないでいると、ちんたら歩いている間に本来乗るべき電車が出発し、次の電車が来るまで20~30分の無駄な待ち時間が発生する、という羽目になる。

そういう阿呆なことにならないためにも、現代文明の利器であるスマートフォン等を使い、行程をきちんと調べておくことを強くお勧めする。

ただし、青春18きっぷはJRの鈍行オンリーという条件が付くため、GooglemapやYahoo!乗換案内では新幹線や私鉄路線が含まれた検索結果が出るので、思い通りの行程を調べることが出来ない、という問題がある。

個人的には、ジョルダン青春18きっぷ検索(:青春18きっぷ検索|乗換案内|ジョルダン)で調べるのがおすすめである。

このサイトなら、JR鈍行列車のみを利用した場合の行程も検索してくれる。

ただしこのサイト、スマートフォン用のページから検索する場合は、どういう訳か会員登録を強要されるので注意が必要である。

PC用ページからならそのような登録は強要されないので、スマホから調べる場合は「PC版サイトを見る」設定で開くようにしよう。

 

長々と無駄な注意書きに話が逸れてしまったので、旅の続きに話を戻す。

平塚駅の次の熱海駅の乗り換えはさすがに上手くいって、乗車前にトイレと軽食の購入(100円のおにぎり二個)を済ませた。

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ちなみに、青春18きっぷユーザーにとって熱海駅は切っても切り離せない関係にある。

その理由は、鈍行列車好きの貧乏人は温泉が好きとかそういうわけではなく、この駅がJR東日本JR東海を分岐する駅だからである。

なので 関東ー関西間を18きっぷで行き来する場合は、ほぼ必ず熱海駅で一端乗り換えをすることになる。

そういうわけで僕も熱海駅には何度もお世話になっているのだが、肝心の温泉の方には一度も行ったことはない(何故ならそんな金と時間の余裕がないから…)。

 

そして熱海駅からJR東海の電車が出発してからは、途方もなく長い旅が始まる。

これも18きっぷユーザーにとってはお決まりなのだが、関東ー関西を行き来する場合、静岡県を横断している間が一番時間がかかることになる。

一つの列車に乗る時間が2時間以上かかるなんてことはザラだし、更に必ずと言っていいほど乗り換える必要性も出てくるので(沼津や興津、島田、掛川など…)、余計時間がかかる。

静岡県自体が東西に長い形をしているのがそもそもの原因なのだが、それ以外に熱海ー浜松間は各停列車しか運行していないというのも大きな原因である(しかし浜松駅まで来れば、そこから先は名古屋方面へ快速列車が出ているので、かなりペースはアップする)。

今回も菊川辺りでいい加減うんざりしてしまったが、とにかく18きっぷを使って東海道線を移動する場合は、熱海ー浜松間が最大の我慢の為所である。

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ちなみに今回の途中乗換駅は島田だった。

ちょっと次の電車が来るまで時間があったので、ホームのベンチに座っている間に島田駅前の様子も写真に収めてみたのだが、こう言っちゃなんだが典型的な都会と田舎の狭間的な建物の並びをしているなー、と率直に思った。

 

で、浜松駅を出てからは、先ほども書いたようにようやく「快速列車」に乗り込むことが出来るようになり、しかもここから先は「新快速」という快速列車よりもさらに停車駅が少なく速度も速い列車も登場する(首都圏では中央線の特別快速が同じような種類に分別されるらしい)。

座席シートも一般的な対面型ではなく、新幹線にあるようなクロスシート型に移行するので、座り心地や寝心地も多少は良くなる。

今回はまず名古屋にある金山駅で一端降りて、次いで大垣まで行った後、米原駅に向かう新快速の列車に乗り換えた。

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金山駅にて記念撮影。ちなみに大垣駅の方は、思いのほか人が沢山いて恥ずかしかったので写真は撮れなかった…。

 

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で、金山駅を出発して1時間半以上が経過し、外はすっかり真っ暗になってしまった時間帯に、ようやく滋賀県米原駅に到着。

ちなみにこの米原駅18きっぷユーザーにとっては熱海駅と並ぶ超有名な駅で、何故ならここがJR東海JR西日本を分岐する駅だからである。

なのでここでも、京阪神方面へ移動したい場合は必ず乗り換えをする必要が発生し、そのために18きっぷを利用する者の中には米原駅を知らない者はいない、ということにもなる。

お陰で米原駅知名度は、18きっぷユーザーと非ユーザーとでは凄まじい差がある。

何も知らない人なら、米原という名前を思わず「こめはら」とか「よねはら」などと呼んでしまいがちだが、一発で「まいばら」と正しく読めた場合は間違いなく滋賀県民か青春18きっぷユーザーかのどちらかだろう。

ただし、18きっぷユーザーの間で正しく駅名を読んでもらえても、熱海とは違い改札を出る人はほとんどいない。何故なら駅前にはびっくりする位何もないから…(あまりに閑散としたロータリーに衝撃を受けた思い出がある)。

 

以上、青春18きっぷ一人旅(下り)の模様はこれにておしまいとする。

これ以降、自宅までの行程については省略。

ちなみに、関西の実家から埼玉の自宅まで戻る時も18きっぷを使って帰ったのだが、全く同じ道のりを逆走する場合でも、注意しなければならない箇所が微妙に異なるので、一応復路についても後日ブログに書きたいと思う。

 

青春18きっぷの私的解説およびその他交通手段と比較した一考察

8月某日。僕は休暇を取得し、関西にある実家の方へ帰省することにした。

ここ最近、僕が帰省する際の専らの移動手段は青春18きっぷだ。
一応青春18きっぷを知らない人のために少し説明しておくと、青春18きっぷとは春、夏、冬の一定期間に限定して使える、JRの鈍行列車が乗り放題になるお得な切符のことである。
そのお値段、1日につき実質2370円!

…と書けば聞こえがいいが、一応デメリットの方も記しておくと、まず値段の方は1日につき「実質」2370円になるというだけであって、実際に券を買うときは5回分の11850円を支払うことになる。
つまり、青春18きっぷは買い手の都合で回数を指定することができず、一律5回分と定められているのである。
個人的にはこの点が、青春18きっぷ最大のデメリットだと思っている(この例以外にも、「実質」と名の付く商品の本質は実はとんでもないということが多々あるので、消費者は気を付けよう)。
なので、もし18きっぷを買って元を取ろうとしたら、1日2370円分の鈍行列車旅行を5回繰り返さなければならないことになる。
しかも前述したように期間は限定されているから(夏の場合は7/20~9/10)、2ヶ月弱の間に割と本格的な移動を5回もこなさないと割に合わない。
このことをまず押さえておく必要がある。

また他にも、
・鈍行列車限定なので、当然有料特急は対象外。
・JR限定の切符なので、私鉄列車も対象外。
・万が一台風等で電車が止まり、その日の内に目的地へ辿り着けなくても救済措置なし。
・貧乏人のための切符であるが、そもそも5回も遠出を強いられるんなら最初から買わない方が節約になるんじゃ…、という冷静な考えが頭を過る。

等々といったデメリットが存在するので、もし購入、利用を検討されている方は、今一度上記デメリットを踏まえた上で再考されるのもいいかもしれない。


ただし、上記したデメリットを相殺する位のメリットも当然あるわけで、例としては、
・頑張れば2370円で東京駅から福岡県小倉まで行ける。
・切符は1枚につき一人、というわけではなく複数人で使用してもよいので、何人かでの旅に使うなら便利(問題は鈍行での移動を許容してくれる友達がいるかどうか)。
・途中下車をしても料金が割増されることはないので、途中適当な駅に降りてご飯を食べることも可能。
・最悪使いきらなくても、誰かに売り付けたり、あとは金券ショップで売るなどすれば、1回2000円分位のお金は返ってくる。
・18歳じゃなくても青春を謳歌していなくても利用できる。

…まあ最後のやつはメリットではなくただの仕様なんだけど、以上のようなメリットもあるので、使われる予定の方は上記したメリット・デメリット双方を天秤にかけて判断されたい。


あとは、鈍行列車以外にも色んな交通手段ってあるけど、それらと比較した上での青春18きっぷってどうなの? という個人的な疑問に対し、個人的な意見を返すとすると、

・車→そもそも持ってないし、何より第2段階の試験から運転していないという事実が恐すぎるために却下。
・新幹線→一番メジャーな国内長距離移動手段だろうが、やはり運賃が高いのが貧乏人には痛い。それに時間も、新幹線停車駅まで(から)移動するのを考えたら、そこまで時間がかからないとも言えないような気がする。
・飛行機→場合によっては安く乗れるが、やはり新幹線と同じく、飛行場まで(から)行くのに時間とお金がかかり過ぎるのがネック。
・夜行バス→18きっぷ並に安くは行けるのはいいが、きつい。ケツが死ぬ。全然寝れないので、結局家に着いても午前中は爆睡して時間を無駄にする。これらのことに嫌気が差して最近は利用していない。


…それに比べて青春18きっぷよ!

青春18きっぷでの移動は、確かに時間こそかかるが、自由に立ち座りできるのでケツが死ぬことはないし、移動中は(充電の許す限り)スマホはいじり放題だし、本も読み放題。混んでいなければ足も自由に伸ばせるからか、割と眠りにも着きやすいので、気づいたら結構移動していた、ということもしばしばある。
あとは交通事故に遭ったらどうしようという要らぬ心配を抱える必要もないし、何より新幹線のおおよそ1/5の運賃で移動できる!

…ということで最終的には値段が安いという点に行き着いたんだけれども、それだけじゃなくても鈍行列車の旅って思ったよりも疲れないし、少なくとも夜行バスよりかは全然マシなので、そういう意味で僕は上記5つの交通手段の中で18きっぷの利用を一番お勧めしたいと思う。


えー、今回は青春18きっぷでの移動の模様を書こうと思っていたのだが、意外と18きっぷの説明に字数を割いてしまったので、本題については次回書くことにしたいと思う。
あと今年の夏は、18きっぷはもう買ってしまったたので、こうなったら5回分全て使いきることを目標に、今回の帰省での往復2回分に加え、あと3回ほどどこか遠くまで旅に出ようと思っている。

東京一人旅12~新宿区 第99回夏の西東京大会決勝「早実×東海大菅生」観戦記 その4

試合はいよいよ最終回へ突入した。

ここまでのスコアは4-2で東海大菅生のリード。

しかし、僕の周りの東海大菅生応援おじさんおばさん達は、この2点差のリードに全く安心していないらしい。

思い返せば2年前の夏、同じ早実を相手とした西東京大会の決勝で、菅生は7回まで5点のリードを保っていたにも関わらず、8回にまさかまさかの8失点を喰らい、大逆転負けを喫して甲子園行きを逃したという悪夢のような過去がある。

そして昨年も、八王子相手の決勝で、延長までもつれ込んだ末5-3と、またもやあと一歩で甲子園行きを逃している。

このような過去の事例から、菅生関係者にとって、夏の西東京大会決勝は(自分たちにとって悪い意味で)最後まで何が起こるか分からない試合ということが言える。

だから、例え2点リードしていようと、ゲームセットの声が聞こえるまでは安心できないらしい。

にしても、彼らのチームに対する猜疑心というかネガティブさというのは、90年代の暗黒時代を知る阪神ファンのそれと匹敵するレベルだと思った。

というわけで、9回表・東海大菅生の攻撃は是が非でもダメ押し点が欲しい所。そのような菅生関係者一同の期待を背負って、本日先発の松本がまずバッターボックスに入った。

 

9回表

さて、その松本の打席は左飛に倒れ、1アウト。打順は1番に戻って、打席には先ほど安打を放っている田中。ここで田中が内野安打で再び出塁すると、2番・松井は一塁へ高いバウンドのゴロを放つ。一塁手の清宮がこれを捕球し、投手・雪山がカバーする一塁へ投げようとするも、これが逸れてボールはまたもやファールゾーンへ。この時菅生はエンドランをかけていたため、一塁走者の田中は一気にホームへ。見事生還し、相手の守備の乱れから菅生は念願の5点目をもぎ取った(打者走者の松井は三塁を狙うもここはタッチアウト)。二死無走者となり、早実としては仕切り直し、もうこれ以上点は与えたくない所だったが、続く3番・小玉も初球を積極的に打ちに行き、打球は三遊間の深い所へ。遊撃の野田がこれを捕球したが、一塁へは完全に間に合わないタイミングを強引に送球。しかし送球は大きく高めに逸れた。清宮がジャンプして何とか掴んだものの、危うくまたボールがファールゾーンに点々とするところだった。

正直僕はこの時の早実のプレーで、この試合の早実の負けを確信した。あの時、遊撃手は明らかに間に合うタイミングではなかったので、送球する必要性は全くなかった。なのに、勢いに任せて思わず投げてしまったところに、早実の選手たちの「焦り」というものをひしひしと感じた。しかも、その送球は大きく高めに浮いたということで、選手たちの気持ちが前へ前へ出過ぎているということも併せて感じた。正直、いくら土壇場に強い早実であろうと、こんな心理状況で9回裏に3点差を追いつけるとはとても思えなかった。また、何だかんだ大逆転を演出するチームというのは、大逆転を演じるに相応しい精神状態を持って攻撃に臨んでいるのだと、この時初めて思った。

話を戻して、菅生は二死から走者が出たところで、打席に入ったのはここまで適時打2本の4番・片山。早実としては最も相手にしたくない打者を最後にまた迎えてしまった。

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(菅生の4番・片山を前に、守備のタイムを取る早実内野陣)

投手の雪山としてはここが最後の踏ん張りどころだったが、勝負に勝ったのは片山だった。打球は右線を抜ける二塁打。その前に盗塁成功して二塁に進んでいた小玉がホームに帰り、決定的な6点目が入った。このダメ押し点に、9回前まではあれだけ心配していた菅生応援おじさんおばさん達も、「さすがにこれなら大丈夫だろう」と安心しきった様子。続く5番・奥村は投直に倒れ、試合はいよいよ9回裏へと移る。

 

9回裏

早実最後の攻撃。対するマウンドには先発の松本が最後まで上がり続けた。しかし、僕の後ろに座っている野球経験者っぽい人の話では、前のイニングから松本は球速が落ちてきており、疲れが見えるそう。だが、それでも早実が最後松本を捉えられるとは思えなかった。打順も5番からと、下位打線へと繋がっていく流れだったし。先頭の西田は2球目を右飛。続く6番は小西の所に代打・福嶋。しかしこの選手、松本のスライダーにバットが全く合っておらず、案の定空振り三振。2アウトになり、早実は土壇場の所まで追い込まれた。打席に入った7番・福本も中飛に終わり、早実最後の攻撃はあっけなく三人で終わった。これにて、東海大菅生が17年ぶりの夏の甲子園出場を決め、その瞬間、僕の周りの菅生応援おじさん・おばさん達は狂喜乱舞。あまりの騒ぎっぷりに、別に東海大関係者でも何でもない僕も、思わず嬉しくなってしまった。

(ちなみに、優勝を決めた菅生の選手たちがマウンドに集まっているところ、整列して校歌を歌っているところは、突如スマホが写真保存されなくなったために、一番肝心なところを写真に残すことが出来ませんでした…。ただ、バックネット裏から眺める、優勝を決めた選手たちが整列して校歌を歌う光景は、最高に感動的だった…)

 

 

試合が終わり、改めてこのゲームを振り返ってみると、試合を決めたのは前にも書いた通り、両校の三塁手の守備の差だったように思う。

早実としては、5回表1-1二死一塁のあの場面で、三ゴロをしっかりアウトにできていれば…。

そうすれば、その後の連打による失点もなかったし、試合がその後どう転ぶかは分からなかったように思う。

あとは、後半になっても中々連打が生まれない、早実らしからぬ淡白な攻撃も、試合を菅生優位な展開にしてしまった。

ただそれについては、早実打撃陣の不調だけでなく、清宮の前には徹底して走者を置かせず、そしてあの早実大応援団に飲み込まれなかった、松本を始めとした東海大菅生守備陣のディフェンス力を褒めるべきだと思う。

 

最後に、この試合をもって(U-18代表を考えなければ)高校野球を引退する清宮選手について、今後彼がどのような選手に育っていくか、個人的な予想を書き記しておきたいと思う。

その前にまず彼の進路についてだが、個人的には大方の意見と同じく、大学進学ではなく高卒即プロ入りを目指すべきだと思う。

そして今後の予想については、世間一般の期待としては、清宮には松井秀喜や最近では筒香のように、年間40~50本塁打を放つ左の強打者として育つことが期待されているように思うが、個人的には案外アベレージヒッターとして、年間本塁打は20本前後だが、打率は3割をキープする、そんな打者に育っていくんじゃないかと思っている。

モデルとしては左の内川か、同じ左打者なら福浦のような選手になるんじゃないかと。

その理由については、野球未経験者の僕が言うのもあれだし、一応書き出そうともしたけど全く話がまとまらなかったので、やっぱり書きません。

ただ一応予想だけは残しておく。

まあ、マスコミの過剰な報道については気に食わなかったけど、そのような環境にあっても最後まで期待通りの結果を残し続けた彼の精神力は素直に凄いと思うし、これならプロの厳しい環境でも十分やって行けると思うので、やっぱり個人的には高卒後プロに入って頑張って行ってほしいと思う。

 

以上、終わり

 

東京一人旅11~新宿区 第99回夏の西東京大会決勝「早実×東海大菅生」観戦記 その3

4回を終わって試合は1-1の同点。

4回裏に早実が無死1,2塁のチャンスを作ったものの、無得点に終わり勝ち越すことが出来ず、試合は5回表、東海大菅生の攻撃に移る。

 

~以下、野球未経験者によるイニングを追った感想~

 

5回表

東海大菅生の攻撃は、9番・松本から上位打線へと繋がる攻撃だったが、早実の先発・雪山は簡単に打者二人を打ち取る。しかし、2番・松井が二塁への内野安打で出塁すると、3番・小玉は初球を打ち、打球は三塁の深い所へ。先ほどの4回裏2死の場面でも、早実の7番・福本が同じような難しい打球を三塁に放っていたが、この時は東海大菅生三塁手・奥村が上手く捌いてアウトにした。しかし今回は、早実三塁手・生沼の送球が少し低かったか、一塁手の清宮がこれを捕ることが出来ず、大きく後ろに逸らしてしまった。ボールは点々と一塁側フェンスの所まで転がり、清宮が急いで捕りに向かうも、追いついてボールに手をかけたところで、一瞬だが掴み損ねた。すぐにしっかりと握り直し、ホームへ送球したが、判定はセーフ。さらに打者走者も三塁へと向かい、捕手の野村はすぐさま三塁へ送球したが、こちらもセーフ。オールセーフで東海大菅生が二死走者無しから勝ち越しに成功した。

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(あんまり伝わらないと思うが、勝ち越しに成功して大いに沸く菅生応援団)

個人的には4回裏、菅生の三塁手・奥村のプレーと、この回の早実三塁手・生沼のプレーの明暗が分かれたことが、そのままこの後の試合展開にも直結してしまったような気がした。早実の場合は、生沼がまだ1年生だったということで、経験の差が出てしまったのかもしれない。あとは一塁手の清宮も、今回は生沼の方にエラーがついたが、全く捕れない送球でもなかったと思うし、何より逸らした球を捕り直しに行ったとき、一瞬掴み損ねたのが勿体なかった。あれさえなければ、ホームは思っていたよりも際どいタイミングだったから、アウトにして勝ち越しを防ぐことが出来ていたんじゃないかと思う。

さて、思わぬ形で菅生が1点をもぎ取ったが、続く打者は初回にタイムリーを放っている4番の片山。早実としてはまだ気の抜けない展開が続く。こういう時は初球の入りが肝要、と注目して見ていたが、初球はハーフスイングでストライク。しかし4球目、変化球を上手く捉えた打球は左右間を割った。適時二塁打となり、さらに東海大菅生が1点を加えると、続く5番・奥村も初球を中前まで運び、片山も生還。点差が3点まで広がったところで、早実は何とか東海大菅生の攻撃を断ったが、エラーから立て続けに失点を許したことで、試合の流れは大きく東海大菅生の方に傾いた。

 

5回裏

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(勝ち越しを許した直後の5回裏攻撃前、清宮主将を中心に円陣を組む早実ナイン)

また、この回の直前、東海大菅生の1番で遊撃の田中が、熱中症により足が攣ったか? 治療のため少し開始が遅れる。

 

3点を追いかける直後の早実の攻撃は、エラーにより失点を招いた8番・生沼から。早実としては、こういう相手に流れが傾きかけた場面からでも、ビッグイニングを作り一気に流れを取り戻すのが得意中の得意なチームなので、果たしてこの回どうなるか、注目してその攻撃を見守る。

早実の攻撃は、先頭の生沼は倒れたものの、9番の野田は遊撃の悪送球により出塁、ボールがファールゾーンに転がっている間に二塁まで到達する。まるで先ほどの菅生のリプレーを見ているかのようなこの展開は、否が応にも早実の反撃の狼煙が上がるのを予想せざるを得なかった。しかも、打順は1番に戻り上位打線へと繋がっていく。1番・橘内は右飛も走者タッチアップし三塁へ。続くは2番・雪山。そしてその後は3番・清宮、4番・野村へと打席が回る。早実としては何としてでも雪山に繋いでほしい所だったが、ここは菅生のピッチャー・松本が踏ん張った。二ゴロを小玉が落ち着いて処理し、3アウト。早実は絶好の機会をまたもや逃し、らしくない攻撃の流れが続く。

 

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5回が終了し、前半は4-1で東海大菅生がリード。

また、確かこの辺りから、同時間帯に行われていた大阪大会決勝にて、大阪桐蔭が公立の大冠にリードを許しているという情報が入って来て、気が気じゃなくり集中力が少し切れてきた(てっきり大阪桐蔭が15-0ぐらいでクラッシュしているかと思っていたので)。

 

6回表

さて、早実の反撃を断った東海大菅生は、7番・牛山から下位打線へと続く攻撃。しかし7・8・9と凡退し、ここはさらに流れを傾かせることは出来ず。

 

6回裏

この回は3番・清宮の3回目の打席から。早実としては再び流れを引き戻すチャンスの回だったが、清宮は捕邪飛に倒れる。しかし続く4番・野村は右翼への大飛球。右翼手・松井がスライディングキャッチを試みるもこれを捕れず、野村は一気に三塁へ到達。野村はこの日3打数3安打で、好調ぶりをアピール。

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(走者を三塁に背負い、再び守備のタイムを取る東海大菅生)

さらに5番・西田への2球目のところで、低めへの変化球が暴投となり、三塁走者が生還。早実が1点を返したが、走者は無しに戻ったので、流れを取り戻したいのならさらに連打を重ねたいところ。しかし西田、6番・小西はいずれも凡退し、結局この回の早実は1点止まり。まだまだ流れは東海大菅生優位という感じで、試合は後半へと移っていく。

 

7回表

東海大菅生の攻撃は1番の田中から。5回表が終わったところで熱中症による治療を受け、その直後にはエラーも犯していることから、大丈夫かと少し心配したが、この打席は中前へ安打。2番・松井の打席はバントの素振りやエンドランと揺さぶりをかけたが、左飛。続く3番・小玉の打席も、エンドランをかけ二ゴロも走者は二塁に進む。この試合好調の4番・片山の前に東海大菅生は積極的にアクションを起こしてくる。

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(この試合既に2本の適時打を放っている東海大菅生の4番・片山と、それに対する早実の先発・雪山)

片山への3球目には二塁走者・田中が盗塁に成功。片山は四球で歩き、続く5番・奥村の打席では初球、捕手がはじいたところで片山が二塁に進み、完全に菅生のペースになってきた感じだ。ここで奥村は右翼へ打ち上げる。この打球は抜けるかと思ったが、早実右翼手・小西は背面の状態からナイスキャッチ。さすが早実も簡単には試合を決めさせず、この回も東海大菅生は無得点に終わった。

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(ファインプレーの小西を出迎える早実ベンチ)

 

7回裏

大ピンチを切り抜けた早実は、7番・福本から下位打線へと続く攻撃。先頭の福本は中前安打で出塁し、8番・生沼はきっちり送りバントを決め走者を二塁に置く。

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(上:無死1塁から送りバントをしっかり決めた8番の生沼)

(下:1死2塁のチャンスに打席が回ってきた9番の野田と、それに対する東海大菅生の松本)

さらに9番・野田も右翼への犠飛でさらに走者を進め、二死ながら三塁と再び早実はチャンスを作る。しかし、1番に打順が戻ったところで、橘内は右飛に倒れ得点はならず。昨秋、今選抜では7番打者として打ちまくっていた印象のある橘内だが、1番に上がったこの試合ではここまで元気な姿を見せられていない。

 

8回表

東海大菅生は6番・佐藤からの攻撃だったが、三者凡退に倒れ追加点はならず。

 

8回裏

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8回裏。早実が逆転する最後にして絶好の機会がこの回だった。打順は2番・雪山からで、清宮・野村のクリーンナップへ打席を回せる最後のチャンス。そのためにも、早実としては先頭の雪山は絶対に塁に出てもらいたいところだった。そしてこのイニングの頃には、応援の方も盛り上がりが最高潮に達しており、投球がボールになれば一塁側の早実応援団から地鳴りのような声援が響いてきた。別にまだ逆転したわけでもなんでもないぞ、と突っ込みたくなる位の熱狂ぶりだったが、逆にストライクを取れば、今度は負けじと三塁側から東海大菅生の大声援が聞こえてくる。この試合に出ている両ナインもそうだが、応援の方だって絶対に負けたくないんだということがひしひしと伝わってくるこの回の両校の応援だった。

さて、展開の方は、雪山はフルカウントまで持ち込むも一ゴロで出塁することは出来ず。1死走者無しの状態で3番・清宮の第4打席が回る。

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もしかしたらこの打席が「早実・清宮」としての最後の打席かもしれないということで、いつもよりも集中してこの打席を見つめた。そしてその初球、積極的に振りに出た打球は一直線でライトスタンドへ。ここで高校通算本塁打108本の新記録が出たか⁉と早稲田関係者でも何でもない僕も思わず絶叫。…が、打球はわずかに右に切れてファール。それでも、まるでゴルフの打球かっていうぐらいあっという間に飛んでいった清宮の打球を見て、やはり高校生としては一歩も二歩も抜きんでているということを改めて感じた。清宮は2球目も逃さず捉え、右前への鋭い打球でこの試合初安打を放つ。

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走者が出たところで打席に入ったのは、ここまで3打数3安打の4番・野村。

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早実としては最も期待できる打者が打席に回ったことで、一塁側の早実応援団のボルテージも最高点に達した。が、野村はらしくもなく2球目を引っ掛け、打球は遊撃へ。6-4-3のダブルプレーで、早実としてはまさかの展開。あっけなく8回裏の攻撃が終わってしまった。

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逆に東海大菅生側としては、最も怖い打者を最後の最後で打ち取ることができ、ベンチ、応援団とも大盛り上がり。早実得意の後半、自分のペースに持ち込む野球をまたしても許さず、試合はいよいよ最終回に突入した。

 

続く

 

東京一人旅10~新宿区 第99回夏の西東京大会決勝「早実×東海大菅生」観戦記 その2

午後1時10分、試合開始。

先攻は東海大菅生

対する早実の先発は二年生の雪山。

この選手、今春まではキャッチャーを務めていたのだが、投手力不足に苦しむチーム事情を勘案し、和泉監督がこの夏からピッチャーに大抜擢したそうだ。

すると、このコンバートが見事的中し、雪山は決勝戦までの5試合をほぼ一人で投げ抜き、失点は一試合につき2点以内と、安定した投球を披露。早実がこれまでチームとして最も不足していた投手力を見事補填する活躍を見せ、一躍早実優勝のためのキーパーソン的存在となった(ちなみに投手経験はこれまで全く無かったわけではなく、中学時代はエースとして全国大会まで進んだ経歴もあったそう)。

 

~以下、野球未経験者によるイニングを追った感想~

 

1回表

右上手投げの雪山は、まずは1番・田中を右飛に打ち取る。続く2番・松井はタイミングが合っていないように見えたものの、当てただけになった感じのゴロが遊撃の深い所へ上手く転がり、内野安打。早実としてはこの選手はしっかり抑えておきたかったな、と思っていたところ、続く3番・小玉へは初球を当ててしまい、1死1,2塁と得点圏に走者を背負う。東海大菅生としてはチャンスのこの場面で、4番・片山がきっちりと応え、初球を中前適時打。東海大菅生が1点を先制したが、早実としてはタイミングの合っていなかった2番打者を塁に出させてしまったのが結果的に点に繋がり、勿体なかったように思った。続く5番・奥村は打ち取ったものの、6番・佐藤の打球はまたもや遊撃への深い当たりのゴロ。これを捌いた遊撃手から一塁への送球は低く微妙なタイミングだったが、一塁手・清宮が股を目一杯割ってこの球をしっかり捕球。結果はアウトで、清宮の好捕もあり早実はこの回を1点で切り抜けた。

 

1回裏

東海大菅生の先発は雪山と同じく右上手投げの松本。この選手、背番号が11だったので、前情報を全く知らない僕は東海大菅生はここまで継投で勝ち上がってきたのかな、と思っていたが、実際は年明けの怪我が影響して止む無く背番号11をつけただけらしく、準々決勝の日大三戦では先発し8回を無失点に抑えたそう。

そんな松本の立ち上がりは、1・2番へは上手く制球が定まっていなように見え、実際1番・橘内へは頭に向かっていく危ない球もあった。しかしその球はバットに当たってファール。結果的に橘内は遊ゴロに打ち取られ、2番・雪山も右中間への大飛球を好捕される。表に続いて裏も早実のツキがあまりないように感じたところで、注目の3番・清宮がバッターボックスに入る。

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しかし、この清宮の打席から松本の制球が定まってきたように見えた。実際後で映像で見返してみても、これまで高めに浮いていたボールがしっかり低め低めに制球されていた。結局、清宮の第1打席は一ゴロに打ち取り、松本は初回を見事三者凡退に切って取った。

 

2回表

東海大菅生の攻撃は7番・牛山から。1死から8番・鹿倉が内野安打を放つものの、得点には繋がらず。雪山はこの回無失点で抑える。

 

2回裏

早実と言えばとにかく清宮がクローズアップされがちだが、個人的に清宮以上に打ちまくっているように感じるのが、4番を打つ2年生の野村だ。この試合も第1打席の初球から積極的に振りにいき、左前安打。続く5番・西田がしっかり送り、1死2塁と得点圏に走者を進める。このチャンスに6番・小西は三振に倒れたものの、選抜まで1番を打っていた7番・福本は右中間へ大きな当たり。これが適時三塁打となり、早実は1点を返し同点に追いつく。なおも走者3塁のチャンスだったが、8番・生沼は三塁へボテボテのゴロ。これを東海大菅生三塁手・奥村が良く捕ってジャンピングスロー、見事アウトにし、東海大菅生早実の反撃を同点に止めた。

 

3回表

東海大菅生の攻撃は2番・松井から。初回は全然タイミングが合っていないように見えたこの選手だが、この打席は二ゴロに終わるも徐々にボールを捉えられるようになってきているように見えた。初回デッドボールだった3番・小玉は中前への安打。しかし、4番・片山、5番・奥村は共にフライに終わり、東海大菅生はこの回も安打を出したものの無得点に終わる。

 

3回裏

早実の攻撃は9番・野田から。この回は一人でも塁に出れば、清宮に走者を置いて打席を回すことができるチャンスだったが、結果は三者凡退に終わる。

 

4回表

東海大菅生は6番・佐藤からの攻撃だったが、6,7,8番とも塁に出られず。雪山はこの試合初めて三者凡退に抑える。

 

4回裏

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この回は3番・清宮から。菅生バッテリーはカウント3-0となったところで無理せず歩かせる。

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先ほども安打を放っている4番・野村は、この打席も左翼へのゴロ安打で繋ぐ。無死1,2塁のチャンスで打線は下位へと回っていくが、早実の強みはこの下位打線でもしっかり点を取れることだ。僕が昨秋観戦した日大三との都大会決勝でも、清宮が5三振と完全に封じ込まれたにも関わらず、4番・野村以降がしっかりと繋がり、結果的に好投手・櫻井から8点も挙げることが出来た。

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(ピンチにこの試合初めての守備のタイムを取る東海大菅生)

早実としてはまずこの回が一つの勝負どころという中で、5番・西田は送りバントの構え。やはりここは定石通り送って来るか、と思ったらバットを引いて意表を突いたスイング(結果は空振り)。さすが早実、積極的な攻撃に出るなと思ったが、次の球は送りバントの構えからそのままバント(結果はファール)。 ??? 最初から送る気でいるのなら、カウントを悪くするだけだし、ここは最初から素直にバントさせればいいのに、とこの采配には疑問を禁じ得なかったが、結局その後もバントの構えを見せ続け、最終的には見送りの三振。何か作戦に方向性が見えないまま失敗に終わってしまった感じだな~、と早実に少し悪い流れを感じていたが、結局6番・小西は二飛、7番・福本は三塁へ大きく跳ねた当たりを三塁手・奥村にまたもや上手く捌かれスリーアウト。逆転のチャンスを生かせず早実は無得点に終わる。個人的にはこの回の奥村の好プレーが、後々の展開を考えて非常に大きなプレーになったように感じた。

 

続く

 

東京一人旅9~新宿区 第99回夏の西東京大会決勝「早実×東海大菅生」観戦記 その1

7月30日(日)午前9時30分頃。

僕は予定通り明治神宮野球場にいた。

目的は前の記事にも書いた通り、早実・清宮幸太郎の最後の夏の試合を見届けるためだ。

 

第99回夏の甲子園予選、西東京大会決勝のカードは早実×東海大菅生であった。

早実が決勝まで進出してくるのは予想通りだったが、もう一方は日大三だと思い込んでいたので、そういう意味で当ては外れた。

困ったことに、東海大菅生は個人的にあまり印象が宜しくない学校なのである。

その理由は僕が大学生の頃まで遡る。僕は大学時代某牛丼屋で働いていたことがあったのだが、わずか4か月ほどでその牛丼屋を辞めてしまった。原因は東海大菅生を出た男の先輩からの虐めで、お陰で僕は東海大菅生という学校に対し、非常に嫌なイメージを持ってしまったというわけである。まあその虐めてきた先輩は野球部とは全く関係無いようだったし、東海大菅生野球部には全く非はないんだけども。

ただ一方で、早実・清宮に対するメディアの過剰な報道にも嫌気がさしている僕なので、ぶっちゃけどっちが甲子園に行ってもいいというのが正直なところあった。

それでも、高校野球ファンとして今回の一戦はさすがに見逃せない。

幸い現住所から神宮球場へは普通に通える距離だし、仕事も日曜で休みである。

そういうわけで、今回は実際に現地に赴き、清宮最後の夏の試合をこの目で見届けることにした。

 

さて、今回の試合観戦に当たって、最も注意を要した項目が「時間」である。

実は昨秋の東京大会決勝も神宮球場まで観戦に行ったのだが、その時は試合開始からちょっと遅れて到着しただけで、ありえないレベルの長蛇の列が神宮球場チケット売り場から並んでいた。

それでも何とかチケットは購入し途中から観戦できたものの、今回は夏。前回と同じようなお気楽気分で球場に向かっていたら絶対に満員札止めを喰らって球場にすら入れなくなる、と危機感を募らせていた僕は、事前に2ちゃんねるでリサーチをかけたうえで、試合開始予定から3時間以上前の9時半頃には神宮球場に到着した。

さすがにこの時間ならとりあえず中には入れるだろう、という2ちゃんねらーの読み通り、昨秋よりも遥かにスムーズにチケットを購入でき、中へと入ることができた。

 

ちなみに、高校野球の地方大会の場合、どこで観戦したとしてもチケットの値段は一律となっている。

なので、観戦料数百円でも、早くに行けばバックネット裏の特等席にも座ることができてしまったりする。

今回はあまりにも注目度が高い試合のため、9時半に行ってもバックネット裏が取れるかどうかはかなり微妙だと思っていたが、一人だし一応席を探してみることにした。

が…、見渡す限りほとんどの席は埋まっている(大多数は無人で場所取りがされてるだけだったけど)。

しかし今回は一人という人数の利を珍しく生かして、ホームベースちょうど後方の特等席を確保することに成功した。

 

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こんな良い席、プロ野球の試合で座ったことは当然ないが、もし座ろうとしたらヤクルトホームゲームの場合、4200円もするそうである。

しかし今回は早めに来ただけで800円で済んだ。

また、もし二人以上で来ていたらそもそも席を確保できていなかっただろうことも含めると、実は高校野球の地方大会観戦って、お一人様にとっては相当コスパの良い趣味なような気がした。

 

 

さて、席を確保できたところまでは良いものの、ここから試合開始までの3時間以上、席を手放さないためにひたすら座り続けるという作業が始まる。

まあタオルだけ置いたりして、場所取りをするのも良かったのだが、個人的にそういう行為はあまり好かないので、意地で試合開始までその席に居座り続けた。

幸い天候は直前に降った雨のおかげで、7月末にしては涼しく、暑さによる不快感がなかったのは良かった。

とりあえずスマホは残りの充電を考えるとあまりいじれないので、せっかく購入したのにまだ読んでいなかった週刊ベースボールの第89回選抜総決算号を読んで時間を潰した。

 

11時過ぎ頃。

入場券の完売が発表されて少しして、ようやく両校の選手がグラウンドに姿を現した。

早実がライト側芝生、東海大菅生がレフト側芝生に集まってウォーミングアップを始める。

こういうウォームアップって、そういえばプロも含めて注目して見たことがなかったような気がするけど、改めてよく見てみると、各チーム毎の違いが見て取れてそれはそれで面白かったりする。

 

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早実の選手たちはシートの上で、じっくり静的ストレッチと体幹を行い、それから動的ストレッチ、動きづくりへと体を動かしていっていた。

 

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一方東海大菅生の選手は、ジョギングから始め動的ストレッチ、変形ダッシュ、ラダーへと移り、早実に比べかなり体を動かす時間を多く取っていた印象があった。

 

12時前には両校とも一度ベンチへと引き上げ、再び暇な時間ができる。

そしてバックネット裏の方では、これまで場所取りだけがされていて無人だった席にようやく人が集まりだした。

僕の周りは、東海大菅生を応援するおじさんおばさん達に囲まれたのだが、この人たちの話に聞き耳をたてると、中々面白い話を聞けた。

例えば今日の球審は東都の人だから、早実贔屓の判定になることはないだろう、とか。

そして何より、東海大菅生がここ3年連続決勝で甲子園行きの切符を逃しているという事実、そして今夏未だ東海大系列の学校が甲子園行きを決めていないという現状から、是非ともこの試合菅生に勝ってほしいという熱い思いが伝わってきた。

そういう話を聞いていると、こちらとしてもちょっと菅生に気持ちが傾いてきた、ところで両校の選手が再びグラウンドに姿を現した。

 

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両チームともまずはキャッチボールなどで体をほぐし、次いで早実→菅生の順でノックが始まった。

 

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改めてバックネット裏から試合前のノックを見てみると、両校とも監督さんの流れるようなノックにただ純粋にすげー、という気持ちになった(特に早実の和泉監督は、50代も半ばなのに凄い元気だった)。

 

午後一時。

ノックも終わり、いよいよ両チームのオーダーが発表され、試合開始がすぐそこまで迫った。

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注目の早実・清宮(写真中央)。

にしても本当に軽々とバットを振る。

そしてでかい。

周りからは「ベーブルースだ」なんかと揶揄されていたが、僕からしたら「ドカベン」のあだ名が一番しっくりくるような気がした。

もし彼のポジションが捕手だったら、実力的にも絶対にドカベンと呼ばれていただろう。

 

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そして午後1時10分。

両校の選手及び審判団が整列し、一礼。

いよいよ西東京代表を決める熱戦の火蓋が切って落とされた。

 

続く

 

東京一人旅8~渋谷区 渋谷は店がありすぎて結局博多ラーメンに行きつく法則

1か月ほど前にも渋谷で一人晩飯を食べた記事を書いたのだが、その時と同じく今回も入ったのは博多ラーメン屋さんである。

しかも値段の方も前回と同じ500円で、替え玉も同じく一玉まで無料だった。

前回は500円というラーメン屋さんにしては安い値段に釣られて入ったのだが、意外と渋谷の博多ラーメン屋さんの基準値は500円ぐらいで、替え玉は一玉まで無料がデフォなのか?

そう考えると、とりあえず何でもいいからラーメンを食べたいなら渋谷はうってつけの街で、ついでに渋谷は色々と店がありすぎるから結局安牌の博多ラーメン屋さんに行きつく。そのような法則が何だか僕の中で出来つつあるような気がする。

 

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前回はセンター街の地下にあるお店であったが、今回は南口の方にある、店内が外にむき出しになっているお店に決めた。

まるで博多の屋台を想起させるが、博多ラーメンを食べるにはこっちの方が風情が良い。

またこういうお店柄、店には仕事帰り(飲み会帰り?)のサラリーマンが多く、ガヤガヤとした感じの雰囲気だったが、僕は無理にお洒落感を出してるラーメン屋よりも、こういう雑多な感じのラーメン屋さんの方が好きだな。

 

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注文したのはもちろん一番安い値段の博多ラーメン。

替え玉も当然頼み、スープも最後まで飲み干して、500円で十分お腹いっぱいになった。

味の方は、具は前回のラーメン屋さんとそう変わらなかったような気がするけど、煮卵がある分こちらの方に軍配か。

スープについては、今回のラーメン屋さんの方がまろやかさが感じられて、前回よりも旨かったかな。

まあいずれにせよ、博多ラーメンはスープが旨い。この1か月の渋谷での食事で、僕の博多ラーメンに対する定義付けが確定した。

 

こうなってくると、次もまた渋谷での食事は博多ラーメンになりそうだが、他に食べたいと思う店も思いつかないし、多分そういうことになるだろうな…。